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『After Devil Force~狂王の後継者~』は1998年8月にWindows95&98対応のゲームとしてコンパイルより発売された、戦術シミュレーションゲームです。本ブログはその原作者による小説版となっております。

首都 崑崙

概要
 「コーネル」という呼び名はクォーダやラウルで使われている表音文字表記によるものであり、コーネル人の公用語では『光寧』と表記される。
 三国時代から王家の血筋を継承していると言われる、フォーリスでもっとも古い国家である。中央から移住してきたという由来を持つコーネルは、現在もその影響を色濃く残しており、フォーリスにあっては独自の文化を築いている。国家の伝統として、フォーリスの他民族に対して敵対心が強く、鎖国とまでは言わないまでも国際社会の中で閉鎖的な印象を諸国に与えている。

国家体制
 フォーリスでもっとも長く続いた血筋を自称する家(姓は帝室の者だけに伝えられている)による絶対帝政を敷いている専制国家である。皇帝がそのまま、この国の国教である崇光教の教主を兼ねる祭政一致国家である。封建領主というものが存在せず、世襲貴族と官僚による中央集権色の強い体制であり、国内の統制は非常に取れている。恐怖政治にも近いような体制を持つ国家であるが、非常に歴史ある国家として国民は熱狂的にこれを支持している。とはいえ、古びた中央集権国家の常として、官僚や貴族たちの腐敗は他国の理解を絶するほどに凄まじい。

 全世界で有数の魔道国家であり、フォーリスにおける魔道の起源もここにある。代々の帝は強力な法使いであり、魔道士、つまり『力ある者』たちは帝の眷属であるとされて格別の扱いを受けている。

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首都 ネフィル

人口 約950万人

概要
 七大国時代のひとつシリュガの崩壊後、フォーリス東部の西半分は小国家が乱立する混乱状態となった。そのためフォーリス東部には東の大国コーネルの影響力が大であったが、それに対抗するような形で、乱立する小王国の内民族を同じくするベッキオ、ルフ、アネスが合併し(ネフィ神殿の盟約)、周辺諸国を併呑して成立した国家である。フォーリスでは比較的新しいと言ってもよう国家であり、現在では国家体制がかなり古びてきているコーネルを国の総合力を引き離しはじめていると言ってもいいだろう。

 ちなみに国名であるラウルの由来は、ネフィ神殿がかつてフォーリスを支配したラウム帝国の聖域であり、ラウムの後継者であるという事を自称しているためである。

国家体制
 ネフィ三大王家による王政。ベッキス・ネフィ、ルフ・ネフィル、アネル・ネフィスのネフィ神殿の盟約国である三国の末裔が、順番に国王を出すことにより成立している連合王国である。こう書くとまとまりに欠ける印象があるが、ネフィの盟約から二百年以上も経過している現在では、三王家間の政治折衝は芸術の域にまで洗練され、他国に付け入る隙を与えない。それよりも問題なのが、コーネルに対抗するために早急に周辺国を併呑した事情により、多くの王家や貴族を滅ぼさずにそのまま大貴族として遇したため各地に封建貴族が存在し、中央の王家があまり強権を振るえないことであろう。結果的に第三次クォーダ戦役の折には、クォーダの参軍エスクと宰相エディウスに利用される事になってしまった。

首都 カイラス
概要
 フォーリス東部の諸国家の中でももっとも人口が少なく、産業も牧畜とささやかな鉱業程度しかなかったという貧しい小王国。カウルス山脈の山岳民族のひとつであるクォールが、地の利を活かして何とか独立を保っているという状態にある。

 このクォールという民族は、長い間隣の大国コーネルの支配下にあり奴隷同然の搾取と抑圧を受けていた。月命暦6年、コーネルに対抗するように大国ラウルが成立したため、クォールの民たちはラウルの力を借りて独立して、クォーダを成立させたのである。

 独立時に力を借りた大国ラウルに半ば従属するような形で同盟を結んでおり、戦争勃発時の兵力の供出と世継ぎをラウルの首都ネフィルに“留学”させる事を義務づけられている。

 そういった貧しい北の小国に奇跡のように現れたのが、独立より八代目の国王シシス・クォーダⅧである。彼は自国が独立の事情から国民と王家の間に同志的意識が存在し、貧しいながら独立を保つためにフォーリスでも珍しく兵役を義務としているため、人口のわりに動員兵力が多い事に目を付けたのである。

 シシスは兵力の一部を傭兵師団として編成、訓練し諸国に貸与する事により外貨を稼ぐ事を考案し、実行する。当時、大部分の国家が傭兵と封建貴族の私兵に兵力の過半を頼っており、このようにまとまった兵力を用意できるクォーダ傭兵師団は、相当に重宝な存在であった。また、シシスが戦略戦術に天才的な能力を発揮し、常に勝利者の側に荷担した事から、彼ら傭兵師団の名は一躍クォーダ全域に知れ渡る事になる。

 シシスと傭兵師団の活躍によりクォーダはかなりの外貨を稼いだ。またシシスは諸国に赴くときに必ず技術者たちを同行させ、軍事や鉱工業の技術を学ばせ自国に持ち帰らせていた。どうやら、彼は自国民の犠牲を強いる傭兵国家を長い間続けるつもりはなく、鉱工業を発達させ、クォーダを産業立国として成り立たせようと考えていたようであった。

 しかし、それが達成される前にシシスは視察先の兵器廠の事故により急死し、彼の志は中途にて頓挫してしまう。そして、彼の跡を継いだカシス・クォーダⅨには、中途に終わった事業の歪みが一挙に押し寄せる事になったのである。

map.gif

設定概要
 全世界の陸地面積の半分以上を占める最大の『大陸』。フォーリスはこの『大陸』の西方に位置する亜大陸を中心とする一大文明圏の総称である。

 南北でかなり気候の差があるものの、基本的に温帯に位置するため人間の居住には適している。このためこの地域はその広さの割に人口が多く、それがこの地域に大文明圏を成立させた大きな要因であると言えるだろう。さらに解説すれば、フォーリスの気候は大きく四つに分かれる。まずフォーリスの中心部に広がる中洋海(レヴィアス内海)周辺部の雨量の少ない亜熱帯気候、南フォーリスを貫くウージェス山脈以南の高温多雨な気候、フォーリス亜大陸の背骨と呼ばれるカウルス山脈以北の温帯、さらに北フォーリスと呼ばれる地域の寒冷部、というように大きく四つに気候区分がされている。

 大陸の中でも氷河期の影響を大きく受けたためと思われる複雑な地形を持ったこの地域には、四つの気候とあいまってかなりの多様性を持った文化圏を各地に発生させる事になった。

 面積の割には多い人口と多様性を持った文化の数々。人間の歴史が必要以上のダイナミズムを生み出すのに、これ以上の好条件はなかったと言えるだろう。

 この地図にあるのは、その中でもフォーリス中西部の『狂王の後継者』の舞台となった地域である。

 ここにあるラウル、コーネルともにフォーリスでも屈指の大陸であり、その間に挟まれるようらして成立しているクォーダは、そもそもが存立が容易でない事がわかるだろう。



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